理事長、院長 金丸憲司
ペインクリニック脳神経外科
この度、令和2年7月3日をもちまして医療法人敬人会金丸脳脊椎外科クリニックとして再出発することとなりました。法人名は、西郷隆盛さんの座右の銘である敬天愛人より敬人会とさせていただきました。私たちのクリニックのスローガンである「すべては患者のために」という精神にも通じる意味があります。良薬口に苦しという諺がありますが、ときとして患者さんの意にそぐわないこともありますが、長期的には患者さんにメリットがある治療を提供していきたいと考えています。
さて、個人営業のクリニックより医療法人化した理由はいくつか挙げられますが、第一に経営の見える化と長期戦略を見越した経営の安定化が挙げられます。私たちのクリニックは、東海地区でも珍しい脳神経外科に特科した最先端の医療設備を整えた有床診療所として、来年春に新規オープン予定となっています。重厚長大の集約型医療から分散型医療に移行していくことは、コロナ時代には必然的な流れになっていくことが予測されます。また、手術成績を向上させることにより短期入院を実現し、早期リハビリと自宅療養を優先してまいります。伊賀地域には介護施設が比較的充実していますので、介護サービスを提供する諸機関と連携を強め、スムーズに医療から介護へ橋渡しをしていきます。さらに、医療法人として、伊賀地区の救急医療体制に積極的にコミットして行きたいと思っております。伊賀医師会からも脳神経外科医の少ない施設に対して補助的な役割を果たしていくように依頼を受けております。その際には、伊賀市とも連絡を密にして、地域外搬送の患者さんを減らし、地域の中で急性期治療が完結できるように協力体制を整えて行きます。そのために、三重大学医学部、脳神経外科、神経内科、救急医療科、三重ハートセンター、七栗記念病院リハビリテーション科と連携し、患者の紹介や受け入れ、人的交流をスムーズに行って行きます。
以上のように、今後は公的意味合いの強い医療機関として、社会的責務を果たしていく所存ですので、皆様の倍旧のご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
プロフィール
1979年 | 昭和54年 三重大学医学部卒業 |
2001年 | 鈴鹿回生病院にて脳卒中センター長 、三重大学医学部臨床教授、鈴鹿医療科学大学客員教授 |
専門領域: | 脳血管疾患、脊椎・脊髄の治療、顔面痙攣・三叉神経痛の外科的治療 |
資格等: | 日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳卒中の外科学会手術指導医、三重大学医学部非常勤講師、三重大学医学部臨床教授、アメリカ脳神経外科コングレス国際会員、日本脳神経外科学会評議員、日本脳卒中学会評議員、スパズムシンポジウム世話人、東海クモ膜下出血研究会名誉顧問、モルドバ共和国大学医学部脳神経外科客員教授、第31回スパズムシンポジウム(2015年)会長、日本脳卒中協会三重県支部副支部長 |